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ブログ/インプット学習法

Immersive Translateとは|できること・無料の範囲と対応環境

三橋竜彰・

「英語のニュースや海外の記事を、日本語の訳と並べて読めたら楽なのに」

「Immersive Translateを見かけたけれど、無料でどこまで使えるのか分からない……」

「YouTubeの英語の動画にも使えるのか、入れる前に知りたい」

そう思って調べている方に向けた記事です。

先に答えを書きます。Immersive Translateは、Webページや動画の字幕、PDFなどの文書を、原文と訳を並べて表示する翻訳の拡張機能です。Chromeウェブストアの説明では「原文と訳文を並べて読める無料のWebページ翻訳拡張機能」とされています。

ただし、料金のページを読むと、無料で使う人にも1日の翻訳リクエストに上限があると書かれています。入れる前に、どこまでが無料かを押さえておくと迷いません。

この記事では、Immersive Translateの公式サイト・ヘルプ・料金のページ・ストアの掲載に書かれていることだけをもとに、次の3つを整理します。

  1. Immersive Translateでできること
  2. 使えるブラウザとアプリ
  3. 無料で使える範囲と、入れる前に確かめておきたいこと

読み終わる頃には、Immersive Translateを入れるかどうかを決める材料が揃います。

Immersive Translateは、原文と訳を並べる翻訳の拡張機能です

Immersive Translateは、原文と訳を並べて表示する翻訳の拡張機能です。公式サイトでは、原文と翻訳を並べて表示する独自のバイリンガルレイアウトで、読みやすさを高めていると説明されています。

利用規約によると、提供しているのはFunstory.ai Limited (Hong Kong)です。公式の日本語のページでは「没入型翻訳」や「イマーシブ翻訳」とも書かれていて、App StoreとGoogle Playの掲載名は「没入型翻訳 - AI翻訳」です。

公式サイトとヘルプから、主な働きをまとめると次のとおりです。

働き公式の説明
Webページの翻訳原文と訳を並べて表示する。Alt+A(MacはOption+A)で翻訳と原文を切り替える
動画の字幕原文と翻訳の字幕を同時に表示する
文書の翻訳PDF・EPUB・HTML・TXT・DOCX・Markdown・字幕ファイルなど
選んだ語の翻訳単語や文を選ぶと、ポップアップで訳・発音・類義語が出る
入力欄の翻訳書いたあとにスペースキーを3回続けて押すと、指定した言語に変わる
オンライン会議Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsに対応

Webページの表示は、拡張機能のパネルのボタンで「翻訳文のみ」と「バイリンガル対照」を切り替えられます。訳だけで読みたいときと、英文と見比べたいときで使い分けられる作りです。

訳に使う翻訳サービスは、DeepL、OpenAI、Microsoft Translate、Google Translateなどから選べます。ヘルプによると、サービスによっては使う前にそのサービスのAPIキーを自分で申請する必要があり、その料金はそれぞれの提供元が請求すると書かれています。

訳せる言語は100以上と案内されています。次は、英語の動画で使うときの働きを見ていきます。

動画の字幕を、2つの言語で並べて表示できます

動画では、原文と翻訳を同時に表示するバイリンガル字幕を出せます。公式サイトでは、YouTube、Netflix、Prime Videoなどの動画サイトで、字幕をその場で訳すと説明されています。

有効にする手順は、ヘルプに次のように書かれています。

  1. 動画を開く
  2. Immersive Translateのパネルを開く
  3. 「バイリンガル字幕を自動的に有効にする」を選ぶ

動画のページでは、原文と翻訳を並べて表示し、理解や語学学習をサポートすると書かれています。字幕がない動画については、AIが自動で字幕を作ると案内されています。

ただし、Google Playの説明では、このAI字幕に「YouTube / Beta」と添えられています。どの動画サイトで使えるかは、使う前に公式の案内で確かめておくと安心です。

対応する動画サイトの数は、公式のページの中でも「60以上」「100以上」「160+」と書き方が分かれています。使いたいサイトが入っているかは、数ではなく、公式の対応サイトの案内で確かめてください。

動画の字幕を2言語で観る道具は、Trancyとは|2言語字幕の拡張機能でできることでも扱っています。次は、入れられるブラウザとアプリです。

使えるブラウザと、スマホ・タブレットでの使い方

パソコンでは、Chrome・Edge・Firefoxの拡張機能として入れます。ヘルプのインストールのページでは、それぞれのストアから入れるよう案内されています。

ヘルプのよくある質問には、Chrome系のブラウザはChromiumの版が88以上でないと対応できないと書かれています。古いブラウザで入らないときは、まず版を確かめてください。

スマートフォンとタブレットの案内は、次のとおりです。

使う場所公式の案内
パソコンChrome・Edge・Firefoxの拡張機能
iPhone・iPad・MacApp Storeのアプリ。Safariの拡張機能として連携する
AndroidGoogle Playのアプリか、拡張機能が最初から入った専用のブラウザ

App Storeでは、iPhoneはiOS 15.5以降、MacはmacOS 12.0以降が必要とされています。Androidの専用のブラウザ(Android Browser)には拡張機能が最初から入っていて、入れてすぐに使えると説明されています。

ひとつ注意があります。Chromeでは、Chromeウェブストアのページは拡張機能が使えないため、翻訳されません。ストアのページで動かないのは、この制限によるものです。

ここまでで、どこで動くかが分かりました。最後に、無料で使える範囲を見ます。

無料で使える範囲

Immersive Translateは無料で使えますが、無料の人にも1日の翻訳リクエストに上限があります。ダウンロードのページは「完全無料」と書いている一方で、料金のページでは、無料のユーザーには1日の上限があり、登録すると上限が高くなると説明されています。

有料のプランには、利用規約にあるProメンバーシップと、料金のページにあるMaxプランがあります。有料のメンバーは、より高い上限で使えると案内されています。

公式の説明から、無料と有料で分かれている点を抜き出すと次のとおりです。

項目公式の説明
翻訳の回数無料は1日の上限あり(登録で上がる)。有料は上限が高い
PDFの翻訳無料版はスキャンしたPDF以外の標準的なPDFだけ。スキャンしたPDFや数式の認識はPDF Pro(Proメンバー向け)
字幕の翻訳Proの機能の例に挙がっている
無料トライアルトライアルのプランがある(通常のプランより使用の制限がある)
使える端末1つのアカウントで、同時に最大8台

字幕の翻訳がProの機能の例に挙がっているので、動画でどこまで無料で使えるかは、料金のページで確かめておくと確実です。

金額と無料の上限は変わることがあるので、使う前に公式の料金のページで確かめてください。この記事では、料金の数字は書きません。

入れる前に確かめておきたいこと

公式の資料は、ページによって書き方が揃っていないところがあります。入れたあとに戸惑わないよう、気づいた点を挙げます。

どれも、実際の画面の設定を見れば確かめられることです。ヘルプの文と画面が食い違ったら、画面の表示を優先してください。

ほかの道具の例はReadlangとはで、道具の種類の選び方は英語リスニングアプリの選び方で整理しています。

よくある質問

Immersive Translateとは何ですか?

Webページや動画の字幕、PDFなどの文書を、原文と訳を並べて表示する翻訳の拡張機能です。Chromeウェブストアの説明では「原文と訳文を並べて読める無料のWebページ翻訳拡張機能」とされています。提供元は利用規約によるとFunstory.ai Limited (Hong Kong)です。

Immersive Translateは無料で使えますか?

無料で使えます。ただし料金のページでは、無料のユーザーには1日の翻訳リクエストに上限があり、登録すると上限が高くなると説明されています。スキャンしたPDFの翻訳など一部の機能は、有料のProメンバー向けです。金額と上限は変わることがあるので、公式の料金のページで確かめてください。

YouTubeの英語の動画にも使えますか?

使えます。公式サイトでは、YouTube、Netflix、Prime Videoなどで原文と翻訳の字幕を同時に表示すると説明されています。ただし字幕の翻訳はProの機能の例にも挙がっているので、無料でどこまで使えるかは料金のページで確かめてください。

スマホでも使えますか?

使えます。iPhoneとiPadはApp Storeのアプリで、Safariの拡張機能として連携します(iOS 15.5以降)。AndroidはGoogle Playのアプリか、拡張機能が最初から入った専用のブラウザで使えると案内されています。

イマーシブトランスレートと没入型翻訳は同じものですか?

同じものです。Immersive Translateは、公式の日本語のページで「没入型翻訳」や「イマーシブ翻訳」とも書かれています。App StoreとGoogle Playの掲載名は「没入型翻訳 - AI翻訳」です。

まとめ

Webページを訳と並べて読みたいのか、動画を字幕で観たいのかで、合う道具は変わります。自分がいちばん困っている場面を先に決めてから選ぶと、入れたあとで迷いません。