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TEDで英語学習|文字起こしと字幕の使い方、YouTubeでの注意

三橋竜彰・

「TEDで英語を勉強したいけれど、字幕や文字起こしをどこで出せばいいのか分からない」

「YouTubeのTEDで英語字幕を出したら、自動生成で文の区切りがおかしい……」

「聞き取れなかった英文を、あとで同じ場面から聞き直せるように残しておきたい」

TEDで英語を学ぼうとして、そう迷った方に向けた記事です。

先に答えを書きます。TEDの動画には、TED.comの文字起こしと、ボランティアの翻訳者が付けた字幕がそろっています。

YouTubeでTEDを観るときは、自動生成の字幕ではなく、翻訳者が付けた字幕を選べるかどうかが分かれ目になります。

この記事では、次の3つを整理します。

  1. TED.comの文字起こしの出し方と使い方
  2. YouTubeのTED動画で、自動生成ではない字幕を選ぶ方法
  3. 聞き取れなかった英文を保存して、あとで聞き直す流れ

読み終える頃には、TEDの動画をどこで、どの字幕で観るかを決める材料が揃います。

なお、画面の名前や手順は更新されることがあります。細かい手順は、TEDのヘルプで確かめるのが確実です。

TEDの動画には、文字起こしと翻訳者の字幕がそろっています

TEDの動画には、ほぼすべてに文字起こし(トランスクリプト)があり、文字起こしがある動画には字幕も付いています。TEDのヘルプは、TED.comの動画のほぼすべてに、複数の言語の文字起こしがあると説明しています。

字幕を付けているのは、TED Translatorsと呼ばれるボランティアの翻訳者です。TEDの公式の紹介によると、この取り組みは2009年に始まり、いまでは115の言語で22万を超える翻訳が、5万3千人を超えるボランティアの手で公開されています。

英語の動画に、英語の文字起こしと、各国語の訳がそろっている。英語の音声と文字を並べて確かめたいときに、この組み合わせが使いやすい点です。

観る場所文字の出し方気をつけること
TED.com動画の下の「Read Transcript」翻訳されている言語だけ選べる
TEDのアプリ「Read transcript」(ある動画だけ)文字起こしは話に合わせて流れる
YouTube説明欄の「…more」→「Show transcript」自動生成が先に出ることがある

YouTubeの動画で英語を観て、保存して、復習するまでの全体の流れは、YouTubeで英語を学ぶ→保存→復習する完全フローで整理しました。

TED.comでは、文字起こしの文をクリックするとその場面から聞き直せます

TED.comの文字起こしは、話している言葉が強調され、文をクリックするとその文から動画が再生される作りです。TEDのヘルプは、これを「インタラクティブな文字起こし」と呼んでいます。

文字起こしを出す手順は、次の3つです。

  1. 動画プレーヤーの下にある「Read Transcript」を押す
  2. 動画の右側に、文字起こしが開く
  3. ほかの言語で読みたいときは、ドロップダウンから言語を選ぶ

選べる言語は、その動画が翻訳されている言語だけです。日本語の訳があれば日本語の文字起こしも開けますが、すべての動画に日本語があるわけではありません。

聞き取れなかった文をクリックすれば、その文の頭から聞き直せます。巻き戻しのつまみを探して何度も戻すより、聞き直したい場所に早く戻れます。

文字起こしは、選んでコピーし、文書に貼り付けて印刷することもできると、TEDのヘルプに書かれています。

YouTubeのTED動画では、翻訳者が付けた文字起こしを選べます

YouTubeでTEDやTEDxの動画を観るときも、文字起こしは開けます。ただし、YouTubeは自動生成の文字起こしを先に出すことがあり、TEDのヘルプはそれを「多くの場合、完全には正確でない」と書いています。

YouTubeで文字起こしを開く手順は、次のとおりです。

  1. 動画の下の説明欄を「…more」で開く
  2. 「Show transcript」を押す
  3. 文字起こしの下に「English (auto-generated)」と出ていたら、そこを押して言語のメニューを開く
  4. メニューに、翻訳者が付けた文字起こしがあれば、それを選ぶ

自動生成と、人が付けた字幕の違いは、YouTubeの英語字幕の使い方でも扱いました。

TEDxの動画は20万本を超えるため、すべてに翻訳者の文字起こしがあるわけではありません。TEDのヘルプも、すべてを訳したり文字起こししたりはできないと説明しています。

字幕そのものが見つからない動画で何が起きているかは、YouTubeで英語字幕がないときにまとめています。

英文を保存して聞き直すなら、手動字幕のあるTED動画が向いています

聞き取れなかった英文をあとで聞き直したいなら、YouTubeで、翻訳者が付けた英語字幕(手動字幕)のあるTED動画を選ぶと、保存した英文の区切りがきれいにそろいます。

運営者が開発しているImmerNoteは、YouTubeで画面に表示中の英語字幕の文を、動画を止めずにワンクリックで保存するChrome拡張機能です。動画上の保存ボタンか、ショートカットのAlt+Sで保存します。

Chromeウェブストアの掲載情報には、次のように書いています。

保存した英文からは、その場面を元の動画でワンクリックで開いて、聞き直せます。TED.comの文字起こしと同じく、聞きたい文の場面へすぐ戻れます。

ImmerNoteはYouTubeの字幕を保存する拡張機能なので、TED.comのページで観ている動画は保存の対象になりません。保存して復習まで回したい動画は、YouTubeで観るようにしておくと使い分けがはっきりします。

ポイント

TEDの動画は、内容をつかむならTED.comの文字起こし、英文を残して聞き直すならYouTubeの手動字幕、と場所を分けておくと迷いません。

よくある質問

TEDの文字起こしはどこで見られますか?

TED.comでは、動画プレーヤーの下の「Read Transcript」を押すと、動画の右側に文字起こしが開きます。YouTubeのTED動画では、説明欄を「…more」で開いて「Show transcript」を押します。

TEDの字幕や文字起こしは日本語でも見られますか?

その動画が日本語に翻訳されていれば見られます。TED.comでは、文字起こしのドロップダウンから翻訳されている言語を選べます。すべての動画に日本語の訳があるわけではありません。

YouTubeのTEDで、英語字幕が自動生成になっています。

文字起こしの下の「English (auto-generated)」を押して言語のメニューを開くと、翻訳者が付けた文字起こしを選べる場合があります。TEDのヘルプは、自動生成の文字起こしは多くの場合、完全には正確でないと書いています。

TEDxの動画にも文字起こしはありますか?

ある動画もありますが、すべてではありません。TEDxの動画は20万本を超えるため、翻訳者がすべてを文字起こし・翻訳することはできないと、TEDのヘルプは説明しています。

TEDの動画の英文をImmerNoteで保存できますか?

YouTubeで公開されているTEDの動画なら、英語字幕(CC)を表示した状態で保存できます。ImmerNoteはYouTubeの字幕を保存する拡張機能なので、TED.comのページで観ている動画は保存の対象になりません。

まとめ

TEDの動画には、TED.comの文字起こしと、ボランティアの翻訳者が付けた字幕がそろっています。TED.comでは、文字起こしの文をクリックすると、その文から聞き直せます。

YouTubeでTEDを観るときは、自動生成の文字起こしが先に出ることがあります。言語のメニューから、翻訳者が付けた文字起こしを選べるかを確かめてください。

聞き取れなかった英文を残して聞き直したいなら、手動字幕のあるYouTubeのTED動画で保存すると、文の区切りがきれいにそろいます。