Language Reactorの使い方|2言語字幕で観る手順と、できないこと
三橋竜彰・ ・ 更新: 2026-10-15
「海外ドラマを英語で観たいけれど、英語字幕だけだと意味が追えない」「日本語字幕に切り替えると、今度は英語が頭に入ってこない」。
英語を動画で学ぼうとすると、たいていここで止まります。字幕は言語を選んで切り替える形なので、切り替えるたびに集中が切れてしまう。
しかし、英語と日本語を並べて表示する拡張機能があります。Language Reactor です。ストアの掲載情報によれば、2026年9月時点で200万人が使っています。
そもそも YouTube や Netflix の標準の設定は、使いたい字幕の言語を選ぶ形になっています。2言語を並べて観たいときは、拡張機能を別に入れる、という発想になります。
この記事では、Language Reactor の使い方と、使ってみて分かる制約を整理します。「動画で英語を学びたいが、字幕の切り替えが面倒」という人に向けて書きました。読み終えると、自分の端末で使えるかが分かります。復習まで Language Reactor だけで足りるかも、判断できます。
Language Reactorは何をする拡張機能か
Language Reactor は、動画に2言語の字幕を並べて表示するChrome拡張機能です。提供元は Dioco で、以前は「Language Learning with Netflix」という名前でした。旧名で書かれた解説記事が今も残っているので、検索するときは両方の名前を覚えておくと迷いません。
Chrome ウェブストアの掲載情報では、次のことができると案内されています。
| 対象 | できること |
|---|---|
| Netflix | 2言語の字幕表示・ポップアップ辞書・正確な動画再生コントロール |
| YouTube | 動画を教材として観る(対応チャンネルは多岐にわたる) |
| 書籍・Webのテキスト | 取り込むと機械翻訳が付き、読み上げもできる |
字幕を並べるだけの拡張機能ではなく、単語の意味をその場で引く・動画の再生を正確に操作するといった操作まで含めた作りになっています。
インストールと最初の設定
手順は3つです。
- Chrome ウェブストアから拡張機能を追加します。
- Netflix または YouTube で動画を開きます。
- Language Reactor で、表示する2つの言語を選びます。
追加すると、動画に2言語の字幕を表示できるようになります。
注意
拡張機能を追加した直後は、すでに開いているタブに反映されないことがあります。そのときは、動画のページを一度読み込み直してください。
使えない環境がある
ここは先に確かめておいたほうがよい点です。
ストアの掲載情報には、Windows と macOS のデスクトップ・ノートパソコンの Google Chrome で動作する、と明記されています。つまり、拡張機能として動作するのはパソコンの Google Chrome です。スマートフォンでどこまで使えるかは、公式サイトで確かめてください。通勤中にスマホで観て学びたい場合は、導入の前に確かめておくと安心です。
もう1つ、料金についてはストアに「アプリ内購入ができます」と表示されています。どこまでが無料でどこからが有料かは変わることがあるため、導入前に公式サイトで確認してください。
字幕が片方しか出ないとき
実際につまずきやすいのがここです。片方の言語しか出ないことがあります。
原因の1つに、その作品に日本語字幕が用意されていないことがあります。Netflix のヘルプでも、対応している言語は作品によって異なることがある、と案内されています。片方しか出ないときは、まず配信サービス側の字幕設定で日本語が選べるかを確かめてください。選べないときは、その作品では2言語表示ができないことがあります。
YouTube では、字幕の種類も確かめてください。自動生成の字幕と、投稿者が付けた字幕は別物です。自動生成は音声認識の結果なので、実際に話されている内容と違って表示されることがあります。この違いはYouTubeの英語字幕の使い方で詳しく扱っています。
観たあと、手元には何が残るか
ここが使い分けの分かれ目です。
Language Reactor が得意なのは、観ている最中の理解を助けることです。並んだ字幕、その場で引ける辞書、再生の操作——どれも再生中に効きます。
一方で、観終わったあとに何が残るかは別の話です。気になった表現を後日また見返したいときは、保存の機能が使えるかを公式サイトで確かめてください。ほかに、ノートに書き写す、スクリーンショットを撮る、といった方法もあります。
- 観ている最中を助けたい → 字幕を並べる拡張機能
- 観たあとに復習したい → 表現を残す仕組み
- 両方したい → 併用する
私が開発している ImmerNote は後者側の拡張機能で、YouTube の英文を動画を止めずにワンクリックで保存し、あとから復習できる形にします。保存したものは端末の中だけに残ります。字幕を画面に重ねて表示する機能は持っていないので、2言語表示が目的ならこの記事のツールを使ってください。ImmerNote は、AI に貼る文をまとめてコピーできます。ただし、貼り付けは自分で行います。
観たあとの復習まで含めた流れはYouTubeで英語を学ぶ→保存→復習する完全フローに整理しています。道具の比べ方は英語リスニングアプリの選び方を参照してください。
Language Reactorはスマホで使えますか?
拡張機能として動作するのは、パソコンの Google Chrome です。Chrome ウェブストアの掲載情報に、Windows と macOS のデスクトップ・ノートパソコンの Google Chrome で動作すると明記されています。スマートフォンでどこまで使えるかは、公式サイトで確かめてください。
無料で使えますか?
Chrome ウェブストアの掲載には「アプリ内購入ができます」と表示されています。無料で始められる範囲と、有料になる範囲があるということです。どこまでが無料かは変わることがあるため、導入前に公式サイトで確認してください。
Netflixで英語字幕しか表示されないのはなぜですか?
その作品に日本語字幕が用意されていないことが考えられます。Netflix のヘルプでも、対応している言語は作品によって異なることがある、と案内されています。まず配信サービス側の字幕設定で日本語が選べるかを確かめてください。選べない作品では、2言語の同時表示ができないことがあります。
Language Learning with Netflixとは違うものですか?
同じものです。Chrome ウェブストアの掲載に「旧 Language Learning with Netflix」と記載されています。名称が変わる前の解説記事が今も残っているため、検索したときに両方の名前が出てきます。手順の説明が画面と合わないときは、記事が書かれた時期を見てください。
保存した表現をあとから見返せますか?
Language Reactor は観ている最中の理解を助ける作りです。観たあとに残す機能の範囲は、公式サイトで確かめてください。ほかに、ノートに書き写す、画面を撮る、保存に対応した別の拡張機能を併用する、といった方法もあります。
まとめ
Language Reactor は、Netflix と YouTube で2言語の字幕を並べて表示するChrome拡張機能です。字幕を切り替える手間がなくなるので、意味を追いながら英語を聞けるようになります。
押さえておく点は2つ。拡張機能として動作するのはパソコンの Chrome であることと、観たあとに何を残すかは公式サイトで確かめておくことです。
まずは1本、いつも観ている動画で2言語表示にしてみてください。