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YouTubeのアニメで英語学習|作品を選ぶ前に確かめる3つのこと

三橋竜彰・

「アニメなら英語でも最後まで観られそう」

「おすすめの作品を調べたけれど、結局どれから観ればいいのか分からない」。

アニメで英語を学ぼうとすると、作品選びで止まりがちです。検索すると10選・15選といった一覧がたくさん出てきますが、同じ作品が人によって初心者向けにも上級者向けにも書かれています。

先に確かめたほうがよいのは、作品名ではなく、その動画に字幕が付いているかどうかです。 字幕の有無は作品ではなく動画1本ごとに決まるので、作品名だけで選ぶと、観はじめてから「字幕が出ない」と気づくことになります。

この記事では以下の3つを整理します。

読み終えると、一覧に頼らずに自分で作品を選べるようになります。

① 字幕が付いているか

YouTubeの字幕は作品単位ではなく、動画1本ごとに設定されます。同じチャンネルでも、字幕が付いている動画と付いていない動画が混ざります。

確かめ方は再生画面だけで済みます。

  1. 動画を開き、プレーヤー右下の字幕アイコン(CC)を見る
  2. アイコンが表示されていれば字幕があり、無ければその動画には字幕が付いていない
  3. 歯車アイコン →「字幕」を開くと、どの言語が用意されているかが分かる

ここで見分けたいのが、投稿者が付けた字幕と自動生成の字幕です。自動生成は聞き取りの結果なので、区切りや語が実際と違うことがあります。アニメは効果音や重なったセリフが多いため、自動生成の精度は落ちやすい部類です。

一覧の記事では、この違いまでは書かれていないことがほとんどです。設定の手順と使い分けはYouTubeの英語字幕の使い方にまとめています。

注意

字幕が出ない動画でも観る価値はありますが、学習の素材としては別物になります。字幕があれば「聞き取れなかった箇所を文字で確かめる」ができますが、無ければ耳だけが頼りです。最初の1本は字幕のあるものを選んだほうが、続けやすくなります。

② 公式に上がっている動画か

もう1つ、観はじめる前に見ておきたい点です。

アニメは権利者以外がアップロードした動画も多く、そうした動画は予告なく消えます。途中まで観ていたシリーズが翌週には見当たらない、ということが起こります。

見分ける手がかりは、チャンネルのほうにあります。

見るところ公式に多い形
チャンネル名作品名や制作会社の名前が入っている
動画の本数シリーズがまとまって並び、再生リストになっている
説明欄公式サイトやSNSへのリンクがある

学習の素材は、続けて観られることが前提です。 消える可能性のある動画で学習の型を作ると、素材ごと失うことになります。チャンネルの選び方そのものはYouTube英語学習の始め方で扱っています。

③ 英語が聞き取りにくいとき、何が起きているか

アニメは「短くて易しい」と紹介されがちですが、聞き取りにくさの理由は長さとは別のところにあります。

つまり、語彙が易しいことと、音が聞き取りやすいことは別です。こども向けの作品が勧められることが多いのは語彙が易しいからで、音まで易しいとは限りません。

聞き取れない箇所が出たときは、字幕で文字を確かめてから、もう一度同じ場面を聞くのが確実です。動画や海外ドラマを素材にするときの考え方は海外ドラマ・動画で英語を学ぶにも整理しています。

出会った表現をどう残すか

作品を選べたあと、次に困るのが観たそばから忘れていくことです。

気になった言い回しが出てきたときに動画を止めてメモを取ると、話の流れが切れます。かといって観終わってから思い出そうとすると、たいてい残りません。

運営者が開発しているImmerNoteは、YouTubeの英文を動画を止めずにワンクリックで保存できるChrome拡張機能です。保存したものは端末の中だけに残ります。アニメのように会話が続く素材では、止めずに残せると観るほうの流れが切れません。

観たあとに見返すところまでの流れはYouTubeで英語を学ぶ→保存→復習する完全フローに整理しています。

YouTubeのアニメに英語字幕は付いていますか?

動画によります。YouTubeの字幕は作品単位ではなく動画1本ごとに設定されるため、同じチャンネルでも付いている動画と付いていない動画が混ざります。プレーヤー右下の字幕アイコン(CC)が表示されているかで確かめられます。歯車アイコンから「字幕」を開くと、用意されている言語も分かります。

自動生成の字幕でも学習に使えますか?

使えますが、投稿者が付けた字幕とは別物として扱ってください。自動生成は聞き取りの結果なので、区切りや語が実際と違うことがあります。アニメは効果音や重なったセリフが多く、自動生成の精度は落ちやすい部類です。表現を正確に残したい場面では、手動字幕のある動画を選ぶほうが確実です。

こども向けのアニメなら聞き取りやすいですか?

語彙が易しいことと、音が聞き取りやすいことは別です。こども向けの作品が勧められるのは語彙の面で、演技の抑揚が大きかったり、効果音や音楽が重なったりする点は変わりません。聞き取れない箇所は、字幕で文字を確かめてから同じ場面をもう一度聞くのが確実です。

公式かどうかはどこで見分けますか?

チャンネル側に手がかりがあります。作品名や制作会社の名前がチャンネル名に入っている、シリーズが再生リストにまとまっている、説明欄に公式サイトやSNSへのリンクがある、といった形が公式には多く見られます。権利者以外がアップロードした動画は予告なく消えるため、続けて観る素材には向きません。

観ながらメモを取ると話が途切れてしまいます。

動画を止めずに残せる方法を用意しておくと、観るほうの流れが切れません。保存に対応した拡張機能を使う、あとで見返す前提で印だけ付けておく、といったやり方があります。観終わってから思い出そうとすると、たいていの表現は残りません。

まとめ

YouTubeのアニメで英語を学ぶときは、作品名より先に、その動画に字幕が付いているかを見てください。字幕は作品単位ではなく動画ごとに設定され、投稿者が付けたものと自動生成のものでは精度が違います。

あわせて、公式に上がっている動画か(消えないか)と、語彙の易しさと音の聞き取りやすさは別という2点を押さえておくと、一覧に頼らずに自分で選べるようになります。